作ったのに問い合わせが来ない一番の理由
ホームページに問い合わせが来ない一番の理由は、ページが「来た人に何をしてほしいか」を決めていないことです。会社案内も求人も車検も中古車も保険も同じ重さで並んでいて、来た人はどこを見て何をすればいいか迷う。迷った人は、決める前に前のページへ戻ります。
しかも、来る人の大半はスマホです。総務省の令和6年版情報通信白書によると、個人がインターネットを使う端末はスマートフォンが72.9%で、パソコンの47.4%を25ポイント以上上回ります。世帯のスマートフォン保有率も90.6%です。あなたの店のホームページも、開かれる場所はほとんどがスマホの小さな画面だと考えて作る必要があります。パソコンの大きな画面できれいに見えても、スマホで文字が詰まり、ボタンが押しにくければ、そこで取りこぼします。
反応が出るHPと出ないHPの分かれ目
同じ整備・車検店のホームページでも、反応が出る店と出ない店があります。違いは作りにかけた金額ではなく、来た人を頼む手前まで運べているかどうかです。次の表で、自店がどちら寄りかを見てください。
| 見るところ | 反応が出ないHP | 反応が出るHP |
|---|---|---|
| ページの目的 | あれもこれも載せて重さが同じ | 「車検を予約してもらう」など行動を1つに絞る |
| 最初の画面 | 屋号とイメージ写真だけ | 何の店か・どこの店か・どこから頼むかが見える |
| 料金 | 載っていない/「お問い合わせください」 | 車検の目安料金と内訳が見える |
| 頼み方 | 電話番号が小さく1か所だけ | 電話・ネット予約・LINEがどの画面でも押せる |
| 安心材料 | 文章だけで実績が見えない | 作業写真・整備事例・お客様の声が並ぶ |
| スマホでの見え方 | パソコン前提で崩れる・重い | スマホで指1本のまま頼むまで進める |
表の右側は、特別な機能ではありません。同じ費用でも、目的を1つに絞って頼むまでの道をつなぐかどうかで、反応は変わります。次から、その4点を順に見ていきます。
①スマホを開いたひと目で「何の店か・どう頼むか」が分かるか
来た人がページを開いて最初に見るのは、上から1画面ぶんだけです。ここで「何の店か」「自分の用が頼めそうか」が伝わらなければ、下までは読まれません。整備・車検店なら、屋号と一緒に「○○市の車検・整備・板金」のように扱う仕事と地域を出し、すぐ横か下に電話と予約のボタンを置きます。
来た人の用が最初の1画面で伝わらなければ、下にどれだけ良い内容があっても読まれません。まずあなたの店のホームページも、スマホで開いて最初の画面だけを見て確かめるのが先です。流行りのデザインに変える前に、最初の1画面で用が伝わるかを直すほうが、反応にまっすぐ効きます。
②料金と車検の流れを隠さない
車検や整備を頼む前に、お客がいちばん知りたいのは値段と流れです。ここが「お問い合わせください」だけだと、いくらか分からない不安から、電話する前に離れます。安さで競う必要はありません。車検の目安料金を、法定費用と整備・手数料に分けて出し、入庫から引き渡しまでの流れを数行そえる。何にいくらかかり、どれくらいで終わるかが見えるだけで、来店してからの話も早くなります。
料金や所要時間を全部隠して問い合わせさせる作りは、店には楽でも、お客には負担です。先に分かることは見せて、迷いを1つずつ消したうえで問い合わせに進んでもらうと、来る問い合わせの質も上がります。
③問い合わせの入口を絞り、常に押せるようにする
反応が出るホームページは、頼む口がいつでも手元にあります。スマホで下までスクロールしても、画面の端に電話と予約のボタンが付いてくる作りです。電話番号はタップでそのまま発信できるようにし、ネット予約やLINEを入れているなら、同じ場所に並べます。逆に、入口を増やしすぎて「どれを押せばいいか」を迷わせるのは逆効果です。いちばん頼んでほしい行動を1つ決め、それを目立たせます。
④実績・写真・口コミで「ここなら安心」を見せる
初めての店に車を預けるのは不安です。その不安を消すのが、実際の作業が見える材料です。素材集の写真ではなく、自店のピット、作業中のスタッフ、車検や整備を終えた事例、お客様の声を載せます。誰が、どんな様子で見てくれるのかが伝わると、預ける不安が下がります。Googleマップの口コミとホームページの実績は役割が違い、口コミは外で評判を確かめる材料、実績はページ内で頼む後押しになります。両方そろえると、確かめてから頼むまでが切れません。
今日やること ― 客のスマホで自分のHPを開く
難しく考えず、客になったつもりで自分のホームページを開くところから始めます。パソコンではなくスマホで見るのが大事です。
- 自分のスマホでホームページを開き、最初の画面だけで「何の店か」「どこの店か」が分かるか見る。
- 電話か予約のボタンが、最初の画面とスクロール中にいつも押せるか確かめる。
- 車検の目安料金が載っているか。なければ「お問い合わせください」になっていないか見る。
- 作業写真や事例があるか。素材集の画像ばかりになっていないか見る。
- 直す場所を1つだけ選び、今の制作会社に小さな修正として頼む内容を書き出す。
この5分で、自店のホームページが客のスマホでどう見えているかが分かります。反応は、見た目ではなく直す順番で決まります。まず見つけてもらう手前のGoogleマップはGoogleマップ(MEO)を整備・車検店で使うに、集客のどこから手をつけるかは車検の入庫を増やす集客の順序にまとめました。
よくある質問
ホームページは作り直さないと反応は出ませんか。
料金は載せた方がいいですか。値段で比べられそうで不安です。
ホームページとGoogleマップ、どちらを先に直すべきですか。
自分でも直せますか。制作会社に頼まないと無理ですか。
- 総務省「令和6年版 情報通信白書」第11節 デジタル活用の動向(個人のインターネット利用端末:スマートフォン72.9%・パソコン47.4%/世帯のスマートフォン保有率90.6%、2023年)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd21b110.html - 一般財団法人 自動車検査登録情報協会「令和7年版 わが国の自動車保有動向」(2025年3月末現在。乗用車の平均車齢9.44歳で33年連続上昇=整備・車検を相談する車が増え続けている)
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
ホームページの直しどころを相談する
「自店のホームページがスマホでどう見えているか見てほしい」「料金や予約の見せ方を直したい」など、集客の悩みを受け付けます。
相談する(準備中)お問い合わせ窓口は近日開設します。