なぜ「車検 ○○市」で別の店ばかり出るのか

地名で探されて見つからないのは、多くは2つのどちらかです。地図に出す店情報が地名と結びついていないか、ホームページにその地名のページがないか。どちらか、または両方が空いています。

地名検索で見つかるかどうかは、今そのまま入庫の数を分けます。モバイル検索のおよそ3分の1は、現在地や特定の地名に関わるローカル検索だとGoogleは説明しています。さらに古い車ほど車検・整備が増える。自動車検査登録情報協会の調べでは、2025年3月末で乗用車の平均車齢は9.44歳と、33年連続で上がり続けています。長く乗る客ほど、頼り先を地名で探す。そのとき自店が地名と結びついて出てこなければ、その客は他店に入庫します。

Googleは地名検索でどの店を上に出すかを、関連性・距離・知名度の3つで決めると公式に説明しています。距離は店の場所で決まるので動かせません。残る2つ、地名・サービスと店情報の合い方(関連性)と、その地域での知られ方(知名度)は、あなたが手を入れて上げられます。次から、何を作るかを順に決めます。

地名検索で評価されるのは「地図情報」と「地域ページ」の二段

「車検 ○○市」と検索すると、画面は上下に分かれます。上に地図とその下に店が並ぶ枠が出て、さらに下にホームページの検索結果が続きます。この上下で、評価されるものも、あなたが作るものも違います。混ぜて考えると手が止まるので、最初に切り分けます。

表示される枠評価されるものあなたが作るもの
地図と店の一覧(上)Googleの店情報ページ。地名・サービス・口コミの合い方店情報を地名込みで埋め、口コミと写真をためる
ホームページの結果(下)その地名に向けて書かれたページがあるか来店の多い市町村ごとに地域ページを作る

地名で探す人は、まず上の地図で近さと評判を見て、気になった店のホームページで料金や流れを確かめます。だから二段の両方が要ります。地図にしか手を入れないと、じっくり選ぶ人を取りこぼす。ページしか作らないと、その場で決める人に出会えない。次の3つは、この二段を埋める順番に並べてあります。

①地図の店情報を地名に合わせる

最初に手を入れるのは、Googleの店情報ページ(Googleビジネスプロフィール)です。ここが地名と結びついていないと、地図の枠であなたの店は呼ばれません。新しいことを足すより、空いている・地名と合っていないところを埋めるのが先に効きます。

埋める項目地名検索に合わせることなぜ効くか
所在地・地図ピン住所を正しく。ピンが実際の店からずれていないか確認「○○市」の人との距離・関連性の土台になる
対応エリア来店のある市町村名を、多い順に登録隣の市から探す人の検索にも引っかかる
カテゴリ・サービスメインを整備工場に。車検・点検・板金など扱う内容を登録「車検」と店が結びつき、関連性が上がる
営業時間定休日・祝日・年末年始まで正しく。臨時休業も反映古い時間は「今やってる店」から外される

ここは費用ゼロ、今日のうちに終わります。とくに対応エリアは埋めていない店が多く、ここを正すだけで隣接市からの見え方が変わります。地図の枠の中で何番目に出るかをさらに上げる手は、Googleマップで近隣店の下に出るとき ― 順位を分ける3要素のどれを直すかでまとめました。

②ホームページに地域ページを作る

地図の下に続く検索結果で出てくるには、その地名に向けて書かれたページがホームページに要ります。トップページだけでは、どの地域の人に何を頼めるのかが伝わりません。来店の多い市町村ごとに、その人が「ここなら通える」と分かるページを1枚ずつ作ります。

どの地名でページを作るか

市の数だけ作るのではなく、実際に客が来る商圏にしぼります。来店履歴やナンバーから、店に通える範囲の市町村を2〜4つ選ぶのが目安です。来ない地名で薄いページを並べると、中身の似たページが増えてかえって評価を下げます。

1ページに入れる中身

地名を入れただけのページは、もう上がりません。その地域の人に役立つ事実を、次のように具体的に入れます。

地名は、こうした事実の中で自然に出てくれば十分です。同じ地名をくり返し詰め込むのは古いやり方で、今は逆効果になります。読んだ人が道順と頼める内容で「通える」と判断できるページが、地名検索で評価されます。

③口コミと写真で、その地域での知名度を上げる

地図情報と地域ページを整えたら、3つめの土台、知名度です。Googleは、その店がどれだけ知られ評価されているかも順位に加味すると説明しています。地域での知名度は、口コミの数と中身、写真、ホームページの中身でじわりと上がります。

口コミの集め方は、車検・整備でGoogleの口コミを集めるとき ― 頼み方と返信の作り方でくわしくまとめています。

やってはいけない作り方

地名検索で見つかりたいあまり、逆効果になる作り方があります。早く成果を出そうとして、ここで足を踏み外す店が多いので先に止めます。

これは避ける

来店のない地名でページを量産する、同じ地名を本文に詰め込む、市の名前だけ差し替えた同じ中身のページを並べる――これらは中身の薄い・重複したページとして、今はかえって評価を下げます。口コミでも、見返りと引き換えに星をお願いする、客のふりをして書くのはGoogleの規約違反で、見つかれば削除やアカウント停止につながります。地名で見つかる近道は、来る地域に向けた具体的な中身を1枚ずつ作ることです。

店が市の境にあって複数の市から来るなら、無理に市ごとのページを分けず、1ページの対応エリアに複数の市町村名を書き、それぞれの方面からの所要時間を添えれば届きます。数を増やすより、来てもらえる範囲を正しく示すほうが効きます。

今週やること ― 自店の見え方を確かめる

まず、客になったつもりで自分の目で確かめます。スマホを出して、来てほしい地名で検索してください。

今日やる5分の点検
  1. スマホで「車検 (来てほしい市町村名)」と検索し、地図枠と検索結果に自店が出るか・何番目かを見る。
  2. 地図の店情報を開き、所在地・対応エリア・サービスが地名込みで埋まっているか。空いていれば直す。
  3. ホームページに、来店の多い市町村に向けたページがあるか確かめる。トップだけなら、まず商圏で一番多い1市から作る。
  4. 口コミの数と返信を見る。未返信があれば一言返し、明日からの引き渡しでお願いするQRコードを1枚刷る。

この5分で、地名で探す人の目に自店がどう映っているかが分かります。あとは地図情報を地名にそろえ、来店の多い市町村から地域ページを1枚ずつ作り、口コミをためる。地名で探されたときに見つかる店に変えるのが、お金をかけない新規集客の入口です。集客全体のどこから手をつけるかは、車検の入庫を増やす集客の順序でまとめました。

よくある質問

「車検 地名」で上に出すのに広告費はかかりますか。
かかりません。地名で探す人が最初に目にする地図枠は、Googleの無料の店情報ページ(Googleビジネスプロフィール)で決まります。地図の下の検索結果も、ホームページに地域名の入ったページを置けば無料で出せます。広告で上に載せる手もありますが、それは無料の手入れをやり切ってからで足ります。
地域ページは市の数だけ作るべきですか。
実際に客が来る商圏の市町村だけにします。店から通える範囲を、来店履歴やナンバーで確かめて2〜4つにしぼるのが目安です。来ない地名で薄いページを量産すると、中身の似たページが増えてかえって評価が下がります。1つずつ、その地域に向けた具体的な中身を入れます。
地名を本文に何度も入れれば上がりますか。
上がりません。同じ地名をくり返し詰め込むのは古いやり方で、今は逆効果になります。地名は、店の所在地・対応エリア・道順・近隣からの所要時間といった、その地域の人に役立つ事実の中で自然に出てくれば十分です。読んだ人が「ここなら通える」と分かる中身を作ることが先です。
店が市の境にあって複数の市から来ます。どう書きますか。
来店が多い順に、対応エリアとして複数の市町村名を1ページの中に書きます。それぞれ「どの方面から何分」「目印になる道」を添えると、隣の市の人にも届きます。Googleの店情報でも対応エリアを設定できるので、地図情報とホームページの両方で、来てもらえる範囲をそろえて示します。
出典(取得日:2026年6月4日)
  1. Google「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」Google ビジネス プロフィール ヘルプ(ランキングは関連性・距離・知名度で決まる)
    https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
  2. Think with Google ほかGoogleのローカル検索調査(スマホで近くを検索した人の76%が1日以内に来店。モバイル検索の約3分の1が現在地・地名のローカル検索)
    https://www.thinkwithgoogle.com/
  3. 一般財団法人 自動車検査登録情報協会「わが国の自動車保有動向」(2025年3月末現在。乗用車の平均車齢9.44歳で33年連続上昇)
    https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html

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